まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

このところ、平日のお休みを木曜日にいただいていたのだが、今月は毎週水曜日開催のパソコン教室もお休みだし、PTAのイベント参加もあって、本日外仕事はお休みをいただいた。
息子の小学校の成人教養部企画の『二胡 〜中国伝統楽器とピアノの調べ〜』に参加してきた。
ゆったりとした二胡の調べに癒され、演奏の合間に行った養生功でからだもあたたまってしあわせ気分で帰宅。
二胡っていいな、習いたいな…といつものごとく好奇心がむくむく、と(*^-^*)

本日演奏を行ってくださったのは、新井祐子先生。
東京生まれ。
ご幼少のおりからピアノ、バイオリンに親しまれ、1997年ご主人と共に中国に渡り、そこで二胡の手ほどきを受けて、2001年に中国音楽院の検定試験9級(二胡で最高の検定級だそうです。)に合格。
帰国後は、ニュース23のテーマ曲を弾く二胡演奏家曹雪晶先生に師事なさったそうです。
現在、東川口のご自宅で教室を開くとともに、大宮でも教えておられて、各種イベントや茶館での生演奏も行いご活躍中。

太田裕美さんによく似たやさしい面立ちをなさっていた。
声もやわらか…一番弟子の島津先生とともに「養生功」も手ほどきしてくださり、ゆったりと1時間半過ごすことが出来た。
演目は、第一部が「二胡で巡る中国」。
有名な中国の民謡を6曲ほど。
間に養生功をはさんで第二部は「二胡で奏でる日本のポップス」。
おなじみの『花』『少年時代』『涙そうそう』サザンの『白い恋人たち』などを演奏。
ラストは『さとうきび畑』だった…。

このさとうきび畑の曲紹介がとても良かった。

*1

この「ざわわ」には、沖縄の地で戦争の最中に亡くなっていった戦没者の怒り、哀しみの声が表現されています。
今もなお、沖縄の地には発掘されない何千という当時の遺体が埋まっているとのことです。
争いのない平和な世界への祈りをこめて最後をしめくくる曲として演奏していただきます…。 …もちろんプロのナレーターではなく、成人教養部のおかあさんたちが手作りした原稿だから、読み方も訥々としていた。
でも、ざわわ…の説明文のあたりで、自然と涙ぐんでしまった私。
沖縄に住んでいる大学時代の後輩からもらったメールを思い出して、彼女が教え子たちと基地のまわりを「人間の鎖」で囲んだ話などをたくさんたくさん思い出してしまったからだ…。

演奏が終わり、先生に二胡の実際を見せていただいた。
質問コーナーもあったので楽譜について質問させていただいたのだが、おのおのの音に数字をふって、上と下に点を打つことによってオクターブの指定もしているとのこと。
かつては縦書きだったものが、今はやはり横書きらしいけれど、連綿とこのシンプルなスタイルが続いているらしい。
当然のことながらフラットの全くないネックの部分を拝見し、あらためて音程をきざむテクニックの素晴らしさに感激する。
弦を弓ではさむ形で演奏するスタイルは、日本の胡弓にはないものだ。

ああ…習いたいなあ! でも時間がなかなか取れそうにないので、まずは通信教育とか、通販で手軽に購入できる自習セットからかなあ…。
「おはなしおばさん」となって、保育所老健施設をともだちと廻るという夢はまだ捨てていないので、その折に使える楽器も探しているところだし。
友人はピアノの達人だから、私は弦楽器がいいと思っていた矢先なので、胡弓関係や三味線などについて少し調べてみることにしよう。

※本日『気になるニュース』に二胡関連のリンクを少し記載。
 ロリポップ利用者が使えるcandyboxというCGIセットの中のひとつ「お絵描きBBS」を設置。
 お時間のある折に、絵でも描いて遊んでください(*^-^*)

*1:ざわわ、ざわわ、ざわわ 揺れるさとうきび畑に ざわわ、ざわわ、ざわわ 風が通りすぎるだけ…