まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

以前から気になっていたジャン・レノプロデュースの香水をついに購入してしまった。この香水の調香師が、あの資生堂の『禅』を作ったナタリー・ローソンというのを知ってから、たいそう気になっていた香りである。
昔愛用していた『4711』を探していて偶然たどり着いたケルンというサイトで格安にて購入。今では毎日職場につけていくほどのファンになってしまった。

○ケルン http://www.koln.jp

香りの構成は下記のとおり。
○トップノート・・・フリージア・オニサルビアベルガモット
○ミドルノート・・・トベラ・バニラ・クチナシ・ボタン
○ラストノート・・・サンダルウッド・ムスク・ホワイトシダーウッド・トンカビーン

全体的に重さを感じない、軽やかな香りである。
刺激の強い香りが苦手な私には大変ありがたい。
トップに香るベルガモットがおだやかで優しい空気をかもし出す。
周りの人にも迷惑にならないよう、空中に香りをシュっとひとふきした中で、からだをぐるっと一回転させて、髪や衣類に軽く香りをまとわせて出勤しているのだが、ほのかにたちのぼるおだやかな香りが一日じゅう、私の心を和ませてくれている。
おまけとしてついていたリングもジャンの心憎い演出で「さすがフランスの男性!」とニッコリ。
ラストノートにムスクが調合されているのだが、厭味にならない程度の香りづけなので、それほど官能的にもなりすぎず。
デイリーユースとしても、ちょっとおでかけの時にも重宝しそうな香りである。

ボトルの色のマゼンダピンクが眺めていてまた心地よい。
最近、オーラソーマの勉強もあらためて始めているのだが、過去、現在、未来とも私のキーカラーとなる色にマゼンダとピンクの両方が出てくる。
ここに精神性をあらわすパープルやラベンダー系統の色が混ざる場合も多いのだが、強烈なレッドではなくマゼンダというのがいかにも自分らしいと思ってなぜか納得。
そのキーカラーがボトルに使われているせいか、毎朝コロンを吹きかけると気持ちもリフレッシュし、少々のことではめげずに頑張れている。
色・香りのマジックをのびのびと楽しんでいきたいものだ。

日記を書かずにいた間にどんなことをしていたか、ざっと記録しておこう。
大学同窓会の仕事で、600名分の宛名シールや郵便局の振込用紙の印字を行ったり、同窓会のHPの更新や大学内で学生に配布するための大会チラシやポスターの作成も行っていた。
ちょっとした在宅ワーカーなみの量と質の仕事であった(^^;
これをロハどころか、どうかすると持ち出しして作業を行うのは結構つらい。
でも、委員全員が何かしらの形で作業を分担し、おのおのがかぶる部分があって会の運営が行われているから私だけが大変なわけではないのだ。
今年から、他の学科(英文・中文)の学生およびOB、教授のみなさんにも合流していただいての新しい形で運営が開始される予定。
その下準備もあり、11月の大会まで、しばらく気がぬけないのだった・・・。


今年の秋の大会は、山本吉左右先生の「テクスト内に読むこと、外に読むこと」と佐治俊彦先生の「私の越劇研究」といった大変魅力的な講演のラインナップ。
OB、在校生共に大勢足を運んでくれるといいなあ、と役員一同気合を入れている。
日本文学科以外に在籍している、あるいはしていた新しい参入会員を大勢増やすためにも、今年の秋の大会は例年にも増して楽しい会にしたいところ。

10/3は恩師の七回忌供養のため三浦海岸まで墓参へ。
先生の三回忌の折には先生が色々なところに発表なさった論文を編纂し論文集を刊行したのだが「私は研究者ではなく俳句作家だから」とあくまで作品を作る創造者としての立場を大切にしておられた先生のためにも、また恩師の句にいつでも再会できたらいいな・・・というかつての学生のためにも「句集を作りたい」という話が持ち上がる。
これは、同窓会で大学に顔を出すたびに諸先生方からもお声がけをいただいていた件なので時期としてこの機を逃すとたぶんもう成立しない話でもあり、なんとか頑張って来年の三月あたりまでには出したいと有志一同で墓参の後、ミーティング。
お金も時間も必要なことだし、4年前の論文集刊行の時とは違う苦労も出てくることだろう。
それでも私達は先生のお作りになる句が好きだった。このまま埋もれてしまうのは勿体ない。小さな本になることと思うけれど、なんとか世に出したいと思っている・・・。

息子の小学校の運動会は9/23に行われた。
朝から雨で開催があやぶまれたのだけれど、雨の日プログラムを決行し団体演技を前に持ってきたりして過ごすうちに晴れ間もみえ、結果的にはPTA競技以外の全てのプログラムを無事終了。広報委員としては、なんとか写真撮影もでき、ほっとしている。雨で順延になった場合、仕事を持っているお母さんは平日のお休みを取ることが難しいからだ。平日開催の場合、見学する保護者の数も少なくなってしまうため、こどもたちも張り合いがないだろうしね。

例年同じ曲で行っていた組体操は「戦場のメリークリスマス」やアース・ウインド・アンド・ファィアの「セプテンバー」などに切り替わっていた。
懐かしさのあまり思わず一緒に口ずさむ。
去年まで長年演じつづけたYMOのBGMが流れる「生命の息吹」みたいな(ちょっとワケわかんない系の)組体操よりも、もっとモダンでおだやかで良い演技だったと思う。
ピラミッドの練習中に一番上から落下して怪我をしたお子さんがいたことは大変残念だったけれど。
この後のPの予定は、土曜参観日にあわせて行われる学校を地域に解放したお祭り「ふれあい広場」と10月末日の連合運動会。
いずれも広報委員としてのお役目があり、その前の準備もまだ山積状態。

職場はサイトのリニューアルに向けて少しずつ動いている最中。
来週の水曜日には、習志野商工会議所まで視察研修にお邪魔する予定も入っている。
月初めは「あぴお」の入稿処理があるため、素材探しや写真のあれこれでバタバタ。
月末は「あぴお」紙面のWeb化でこれまたバタバタ。
慌しい中にも少しずつ前進している面も見えてきて、少し灯りがさしてきているのがほのかに嬉しい・・・。

墓参の往復の電車の中でKIOSKで購入した村上春樹ノルウェーの森』を再読。
学生時代はよく春樹さんの本を読んだものだったけれど、最近は手にすることもなくなっていた。
あらためて読む「閉じた自分」との対話は心地よく、続けて彼の作品をいくつか再読中。心の流れとしては当然と言えなくもないのだけれど、トルテックの人々の知恵を綴ったドン・ミゲル・ルイスの『四つの約束』も再読。かつて読んだニューエイジ関連の書籍を手にしたり、ビートルズカーペンターズを聴きかえして過ごしたりもしていた。

キムタクのCMではないけれど、私は閉じたときの自分もとても好きだ。
外に開いたときにはゆっくり感じることの出来ないモノが見えてくる。
外にだけ開き、活動しているときにとは違う時間の流れの中にこの身と心を置くことによって、私の心は癒され潤うことが出来るからだ。


そんなこんなの一ヶ月弱。
五年前、大腸癌がみつかって以来の闘病生活を続けている叔父が、9月にまた大きな手術に挑み大塚の癌研にお見舞いに足を運んだりもした。
現在もまだ熱の上下は定まらないし、からだの痛みもとれず、たった2匙食べ物を口にしただけで胃はダンピングの症状が出て七転八倒するなど、叔父は厳しい闘いを続けている。
生活のはしはしで叔父に少しでも祈りが届くように、と思いをこめて過ごした一ヶ月でもあった・・・。
その叔父が回復の目処の立たない状態で、明日には退院との知らせが先ほど母より入る。自宅に戻ることによって、少しでも免疫力、精神力がアップするといいな。
今まで病から逃げずに闘い続けた叔父の底力を信じて、私たち周囲の人間も祈ることによって気を叔父に送ろうと思う。