まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

植物の不思議



写真に映っているのは、息子が幼稚園の頃に購入した鉢植えで俗称「幸福の木」というもの。
正式名称は憶えていないのですが、葉の部分を楽しむ観賞用グリーンなのです。

通常、花は咲かず緑色の葉がどんどん伸びては古いものが枯れて・・・の繰り返しだったのですが、どうしたことか、今年この葉っぱだけのはずの植物に白い花がつきました。

左の写真が花開いた様子。
葉と葉の間からつぼみが出てきたと思ったら、あたり一面が南国の島になったかのような甘い香りとどろっとした蜜があふれはじめ、あれよあれよという間に花が咲いてしまいました。

右にうつっているのは、まだつぼみの段階の写真です。
ちょうど、父の入院期間中で、家族総出で癌と闘っていた最中の出来事でした。
「何か良いことの知らせなんだろうか・・・」と少し期待もしたのですが、家族の願いもむなしく、父は七月末に旅立って行きました・・・。

でも・・・ふと考えるのです。
もしかしたら「もう十分だから心配しないで。しっかり生きたから悔いはないよ」との父からのメッセージだったのかも・・・。

身近なものから大切なメッセージをもらうことに、案外鈍感な私たち。
それにしても不思議です。
この次は一体いつ花を咲かせるのでしょうか?