まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

「AED」って知ってました?

晩御飯の後、テレビをぼーっと眺めていたら、NHK総合クローズアップ現代』で「あなたが心臓発作で倒れたら」という特集を放映していました。
番組の中で「AEDの使い方を20パーセントの人たちが知っていたら救命率は格段に高まる」とのお話が・・・。

ん?「AED」って何だろう?
晩御飯の後で半分眠たくぼーっとしていた私の頭は一気に学習モードへ。

つい先ごろ幕を閉じた『愛・地球博』会場でも心臓停止で倒れた方が4名おられたそうなのですが、4名全員の方にAEDによる初動救命措置が施され一命を取りとめたそうです。

また、番組では野球の練習試合中に打球が胸にあたった生徒さんの例も紹介していました。
その学校の保健室にAEDが備えてあったものの、運悪く使える教師がその日不在だったため誰もAEDを使えず、そのお子さんは一命は取り留めたもののいまだに意識のない状態が続いているとか・・・。
病院のベッドに横たわるお子さんに一生懸命話しかけ手をさすっておられたご両親の姿を拝見して、胸が痛くなりました。

心臓停止は高齢者・心臓に持病のある方だけではなく、誰の日常にも起こりうる症状とのこと。
たとえば、1500メートル走のタイム測定中に倒れた…など、ごくごく当たり前の日常の中に起きることなのだそうです。

◆「AED」とは・・・
Automated External Defibrillator(自動体外式除細動器)の略。
電源を入れると音声で操作の指示が流れ、救助者がその指示に従い 除細動 (=心臓に電気ショックを与えること)を行うことが出来る装置です。

番組の中では1台の価格が30万円前後と紹介されていました。欧米では駅・空港・スーパーなど人の多く集まるところに設置されていて、認知度もかなり高いもののようです。
高校の必須授業としてAEDの使い方を教える学校もある、と述べられていました。

AEDの知識を持つ人が人口の20パーセントに達する必要がある、と番組では繰り返し解説していました。
残念ながら日本ではAEDの存在や使い方について知っている人は全人口の1パーセント程度とか。
高校の保健体育のときに基本的な止血方法程度しか学んだことのない私ですが、それすら今は遠い記憶の彼方へ(^^;
ひと昔前の日本では三角巾の巻き方などが比較的普及していたことを思うと、日常の「心得」みたいなものを、もう一度見つめなおし身につけたいと思いました。

AEDについての詳細は下記URLをどうぞ。

○突然死を防ぐために 〜『もしも』の時の対処法〜
 (「医療機器のフクダ電子HP内)
 http://tkj.jp/books/4796641386/