まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

「毎日がアースデイ 〜水を考える水曜日〜」に参加してきました


今日は平日のお休み日だったので午前中は大宮で銀行まわり。
通帳記入やら口座の移し変えやら、毎月定例の諸作業を。
その後、原宿まで出かけました。

時間があれば表参道ヒルズもぶらぶらしたかったのですが、今日のおめあては「アースデイ」のイベント。

4/22・23に行われたお祭りには家族の都合で参加出来なかったのです。お店やさんがたくさん並ぶお祭り的イベント(アースガーデン渋谷“スマイル!マーケット”http://www.earthday-tokyo.org/cafe/#0501 )は5月の連休中にもまたあるようなので、ま、仕方ないか・・・(^^;
シンポジウムやフォーラム関連に参加できるものは見逃さないように、と本日足を向けてみた次第です。

お昼過ぎから風が強くなってきて肌寒く感じる一日でした。
代々木公園沿いの並木道の緑がとても爽やかで、ジョギングする人、路上で歌う人、あれこれ眺めながらのんびりした時間を過ごしました。
原宿ってやっぱりいいなぁ。
昔の職場が原宿にあったせいもあると思いますが、緑がたくさんで伸び伸び出来るのです。
原宿駅のホームから見えるつつじの赤もとても綺麗でした。

さて、「水を考える水曜日」についての簡単なメモを忘れないうちに書いておきます。
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【本日のテーマ】
1.『世界水フォーラムの広がりと可能性〜「第4回世界水フォーラム」レポート』
横田妙子さん(第4回世界水フォーラム アジア太平洋地域コーディネーター)


2.『皇太子殿下の基調講演「江戸の舟運」をめぐって』
浅井重範さん(日本水フォーラム チーフオフィサー)×池田正昭さん


3.『UCHIMIZUプレイバック〜04年「春の小川」打ち水大作戦

4.『いくぜ!打ち水音頭〜「打ち水大作戦2006」プレゼンテーション』
http://www.earthday-tokyo.org/cafe/#0426
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まず、冒頭に水フォーラム(http://www.waterforum.jp/jpn/)の横田妙子さんが『世界水フォーラム』についてわかりやすく説明してくださいました。
パワーポイントも見やすかったし、何といっても横田さんの浴衣姿があでやか〜。
一口に「水問題」といっても、お国柄や水域によって様々。
地域の歴史と伝統が色濃く出る問題を多く含んでいるため、簡単な解決策というのはどの問題についてもなかなかないそうです。

カトリーナによる水の被害は記憶に新しいところですが、自然災害による水災害だけでなく、水をめぐる問題は深刻化しています。
20リットルの水を汲みに行くのに30分以上歩かなければならない人が地球上に10億人もいたり、トイレの設備がなく不衛生な環境に置かれている人たちは22億人もいるのだそうです。
日本では水へのアクセスがこんなに困難な人たちがいるなんて、実感できないですよね・・・。

世界水フォーラムってどんな団体なのでしょうか?
本部はフランスにあるそうです。
第一回は1997年モロッコにて開催。
2003年には日本でも開催されたので、ニュースでご覧になった方も多いのでは?
2003年の日本でのフォーラム時には皇太子殿下が総裁をつとめられました。
第4回はメキシコで開催され、皇太子殿下が「江戸と水運」とのテーマで基調講演も行っておられます。
※詳しくは下記「日本水フォーラム」のページをご参照ください。
http://waterforum.blog57.fc2.com/blog-entry-20.html

この講演の内容を水フォーラムの浅井さんがパワポで大会時の映像も交えながら楽しく解説してくださいました。
皇太子殿下はオックスフォード大学時代にテムズ運河についてご研究されていたそうなのですが、その折に閘(こう)門というものについてご興味をもたれたそうなんですね。
閘門というのは、船が運河をわたる際にとても重要な働きをする門の名前。
日本にお帰りになられてから、日本にも優れた水門の技術があることを確認され、熱心にご研究されておられるとか。

今回の基調講演のテーマとなった江戸の水運事情では、私の住む街に流れている『見沼代用水』や『芝川』の話が出てきたので、とても身近にお話を聴くことが出来ました。

息子が小学生の頃、『見沼のりゅうじんさま』という地元に古くから伝わる民話をお芝居で演じたことがあるんです。
授業参観のときに見せてくれました。

江戸の台所を支えるための広大な農地が必要となり、見沼地区(埼玉県内)では大掛かりな土木工事が何度も行われ、そのたびに水流、農耕地が変更になり、農民は大変苦労をしたそうです。農家の人々が苦しむ様をみかねた竜神さまがお役人をこらしめるという伝承が元になってのお芝居でした。

地元ではそんな話も伝わっている見沼代用水ですが、日本初の用水路という貴重な存在。しかも大変ユニークな技術が導入されているんですって。今回じっくりお話をうかがってあらためてすごいなぁ、と思いました。

ふむふむ・・・とうなづきながらお話を聴いていると、仮設テントのすき間から冷たい風がピュー、ピュー。
晩御飯の支度もあるし、寒くて風邪をひきそうになってきちゃったので、楽しみにしていた3、4の『打ち水』の話は聴かず
資料をもらって帰ってきました。

今年の『打ち水大作戦』は8/10に開催予定だそうです。

『気温はさがるか。風はおきるか。みんなの涼しい笑顔に出会えるか?
地球温暖化に対抗する地上最大の社会実験』
とのテーマで2003年から継続して行われている、誰でも参加できる身近なイベントなのです。

江戸時代、人々は打ち水で涼を取って涼しく過ごしていました。
お風呂の残り湯で、あるいはクーラーの外気ダクトから排出される水で、今年はあなたも打ち水大作戦に参加してみませんか?
地球温暖化に対してみんなが出来る身近な対策“打ち水”。
お子さんの夏休みの観察の記録に「打ち水した道路としていない道路の温度差」なんてのもいいかもしれませんね(*^-^*)。

打ち水大作戦2005
http://www.uchimizu.jp/

まだまだ色々書きたいことはあるんだけど、後は思い出したときにぼちぼちと。
代々木公園はさわやかで気持ちよかったのですが、往復の山手線や乗換えで人混みの波にもまれて、ちょっと疲れちゃいました。
みちるさんが作って送ってくださった天然石のブレスレットを眺めて少し元気が回復したのですが、まだまだエネルギー不足のようなのでお風呂に入って早く寝よっと。

※そそ・・・アースデイがちゃがちゃ楽しかったです。
200円入れてがちゃって思わず楽しんできました。
出てきたのは「つくる たべる」プロジェクトのバッチ。
このお話はまた別の機会に(*^-^*)。