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『女性セブン』に掲載されたTwitter特集を読んでみた

「"つぶやき"ブームを追跡! なぜ、今みんなツィッター?」というのが『週刊女性セブン 2月18・25日合併号』に掲載されたTwitter特集のタイトル。

人気絶頂の『嵐』の写真の斜め下にどーんと小見出しが踊っている。

この号、他には「武田鉄矢の竜馬かぶれインタビュー」が掲載されているかと思えば、「宝くじ必勝5ケ条」や「美点押し」顔やせ・・・といった記事がむぎゅーと詰め込まれていて。

対象として想定する読者層は一体どの辺なのか、掴みづらいラインナップ(^^;
しかし、女性にとって永遠のテーマである「ダイエット」や占いページには、やはりかなりのページをさいている。

個人的には、森園みるくさんの漫画に再会してちょっとびっくり。
藤本ひとみさんの原作を漫画化した『令嬢テレジア』。最終回だったから、話がほとんどわからないんだけども・・・なんだか懐かしい。

あとは『景気の二番底も、友人や家族との人間関係トラブルも「切り抜ける」開運切り紙』もよかったな。

寄席で何度か見たことのある切り紙。一度自分でもやってみたかったから。
これをきっかけにして、ちょっと凝ってしまいそうな美しさ。
平面の中の精密さに惹かれます。

◆さて、肝心のtwitter特集について。

P64〜69までの見開きページに特集記事が掲載されていました。

まずは、"こんな有名人が使ってますよ"の紹介。

『仕事で使える!Twitter超入門』を書いた小川浩さんのわかりやすい説明を交えながら、mixiやブログにはまらなかったという40代の一般ユーザーの例が紹介されている。

爆笑問題が所属するタイタンの社長・太田光代さんの記事も。
また、Twitterではないけれど、似たサービスのひとつ「アメーバなう」を使う叶姉妹の談話など。
このあたりのラインナップはいかにも女性週刊誌らしいなぁ。

全体的に、家にいる時間の長い主婦向け紹介記事、との印象強し。

なるほど〜、と思ったのは「仕事をしている人だけでなく、主婦でもセルフブランディングすることで、新しい世界が広がる可能性は充分ある」との小川さんのコメント。

昨今の"主婦像"もさまざま。
全包囲に配慮した的確かつキャッチーな一文は、きっと読者の自尊心を擽り、興味をそそったことだろう。

その後すかさず「どっぷりハマるとこんな危険性も」と注意を喚起するあたりも、目新しいものにすぐ飛びつく女性心理を的確に掴んでいる女性誌ならではの構成。

気軽さゆえのデメリットとして、「知らない(自覚のない)うちに個人情報を流して個人が特定されてしまい、犯罪に結びつく危険性も」や「発言すれば"公人"とみなされる。批評や非難を書く場合にも注意が必要」といった、具体的な例示がなされているのは、とても親切だと思った。

以上のようなざっくりとした説明のあと、実際に編集部の女性が体験することに。

ここで『Twitter社会論』の著者、津田大介さん登場。

Twitterの魅力や、アメリカでは幼稚園と保護者の連絡ツールとして使われている例なども紹介している。

残りの2ページは、編集さんが実際につぶやいていく経過が身近な話し言葉で書かれている。
登録方法は実際の画面で例示。初心者用にミニ用語集も。

すでにTwitterを始めている人にとっては、とりたてて目新しいことは全くない特集。
けれど、家庭の中にいる時間の多い主婦層には興味の持てる内容だったのかもしれない。

私は普段、主婦雑誌をほとんど読まない。
なので390円という価格にたじろぎ購入を躊躇したのが正直なところ。
でも、「噂のタジン鍋 5行レシピ」や鉄矢さんのインタビューが読めたから、ま、いっか。『星座ランキング』によると、乙女座2位みたいだし(^-^)。