まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

今年の「こどもの日」は動物たちと一緒に不思議の島へ行ってきました(^-^)

私の住む町・東大宮には駅から徒歩3分という便利な場所にコミュニティセンターがあります。その施設には定員200名の小さなホールがあり、様々なイベントが開催されています。
以前、地元の若い友人と一緒にエコグループで活動していた折、鎌仲監督の『六か所村ラプソディ』を上映したのもこのホール。小さいけれど、明るく清潔でお客様同士のぬくもりも伝わってくるとても素敵な施設なんですよ(^-^)


このホールでは毎年『東大宮演劇祭』が開催されています。
常連劇団のひとつ『(劇)レインボウ城!』第82回公演が平成24年5/4(金)・5/5(土)の2日間開催され、5/5のこどもの日に観に行ってきました。



今年の演目は『ドリトル先生航海記』。
原作/ヒュー・ロフティング。脚本・演出/斉藤アーサーさん。
動物の言葉がわかるお馴染みドリトル先生とその家族の動物たちが繰り広げる物語。大人もこどもも理屈抜きで一緒に楽しめる、とても愉快な作品でした。


開演前には、主人公のトミー少年や子ぶたのガブガブ、あひるのダブダブたちが客席まで遊びに来てくれ、自己紹介やお芝居を見るときの注意点などを小さなこどもにもわかるように楽しくおしゃべりしてくれて…。この段階から私たちは「レインボウマジック」にはまり始め、心も体もウキウキ♪


今回の公演は“こどもの日スペシャル”としての企画で今年で5回目を迎えたそうです。
東大宮コミュニティセンターが場所を提供。主催者(劇)レインボウ城!さんのボランティア出演と、他劇団のみなさんの協力のもとに「入場無料」のイベントが開催可能となっているんですね。自分たちの住む町で楽しいお芝居を家族と一緒に楽しめる…。こどもたちには何よりもの「こどもの日」のプレゼントになったことでしょう(^-^)


3歳前後のお子さんもいれば、おじいちゃん・おばあちゃん世代もいる。幅広い客層が、世代・性別を超えて一緒に笑い楽しんだ1時間40分。ドリトル先生一行と共に船に乗り、海を渡り、異文化を体験することが出来、ちょっとした旅行気分を味わうことも出来ました。


おのおのの動物に扮した演者は着ぐるみを着ていたのですが、お芝居を見始めて10分もたたないうちに、それは着ぐるみではなく、まさに「その動物そのもの」と思える自然な立ち居振る舞い、そして魅力的なキャラクターづくり。熟練の大人組にまじって、今回は子役のお二人(白ネズミ ホワイティ役・河田アリョーシャさん、街スズメ チープサイド役・河田セドリックくん)のお二人の演技も素晴らしかったです。


また、脚本も素晴らしかった!
私たちはドリトル先生のように動物の言葉がわかりません。
最初はただ鳴き声しかわからなかった私たちも、主人公のトミー少年が動物の言葉を習得するにつれて、自然と共通の言葉でストーリーを理解してゆけるようになっていて、違和感なく航海記の世界に溶け込んでゆけました。演者によっては複数キャストもこなしていましたが、「これがあの役をやっていた人と同じ人とは思えない!」といった楽しみもあり(^-^)


お芝居終了後、客席のあちこちから「面白かったねー」、「あの場面の○○も楽しかった!」など楽しげな感想が聞こえてきました。アンケートを熱心に書く人の姿も多かったのも印象的でした。


会場出口の両脇には出演キャストの皆さんがズラリと並んで送り出しをしてくださいました。小さなファンの女の子が花束を渡す姿もあり、お芝居終了後もしばらく楽しい余韻を楽しみました。
次回公演が待ち遠しいです♪


※(劇)レインボウ城!さん次回公演は、10月6日(土)、7(日)。
 さいたま市民会館うらわホールにて開催予定とか。演目はまだ決まっていないそうです。
 ◆(劇)レインボウ城! http://rainbow-castle.net/