昨晩(1/9)放送の『ホンマでっかTV』を見て気になった言葉から
昨晩(1/9)の「ホンマでっかTV」で耳にした「ミドルクライシス」という言葉が気になったので備忘録代わりに記しておきます。
相談者の一人、清原さんが「頭の毛は真っ黒なのになぜかあごひげだけ真っ白。よく染めているんですか?と聞かれるけど、これは自然のまんま。なぜなんでしょう?」と質問。回答の一つは「過度な日焼けも原因の一つかも」というものでした。
白髪って、毛髪の中にメラニン色素を注入する機能が衰えるために起こる現象なんですね。過度の日焼けにより毛根を痛めてしまい、日焼けしていない部分より早く白髪になるのだそうです。また、なぜかひげや体毛などが頭髪より先に白髪になりやすいとのもなんだか不思議(^-^)
興味のある話題だったので、台所の片づけを中断しじっくり回答を聞くことにしました。
回答の中に「ストレス原因説」がありました。
清原さんのあごひげは、現役を引退した45歳から急速に白髪化し始めたそうです。この年令を聞いたところ、澤口先生が突然大きな声で「あ。わかりました! 入り口に立っちゃったんだ」と叫んだではありませんか?!
「えーっ。何の入り口なんだろう?」と興味津々で画面を凝視していると、男性の45歳〜55歳は「ミドルクライシス 〜中年の危機〜」という時期にあたる、と引き続き説明が・・・。
◆ミドルクライシスとは・・・
中高年男性の鬱病や不安症(もしくはそのような状態)のこと。
私なりに平たく解釈すると、女性の「更年期」みたいな状態、といった感じでしょうか?
これまでの人生を振り返り、漠然とした「将来への不安」を感じて、気力・体力共に何となく気分が上向かずスッキリしない状態に陥りやすい年令のようです。
かつてユングは、人生の折り返し地点を40歳頃と考え、「人生の正午」と呼びました。これまでのライフスタイルや物事の考え方などを振り返り、更なる変革や成長を遂げるためのポイントとなる期間なのでしょう。いわば「思秋期」といったところでしょうか。
この現象は、アクティブに行動する人に特に顕著にあらわれやすいとの補足もありました。
「まだまだ若い」と思う気持ちと、年を重ね少しずつ制限が出てくる体力や行動とのギャップ・・・。これが大きければ大きいほど、症状が出やすいんだそうです。
“いつも元気なイメージ”の強いさんまさんも「自分の場合は振れ幅が小さかったけど、たしかにそういう時期があった」と体験談を披露。「落ち込んだ時期に、知り合いのおばちゃんから「もうちょっとの辛抱やでー。うちのダンナもそうやったけど、50過ぎたらまたガーって元気になるから。」とアドバイスを貰いその通りになった、とのエピソードも語られました。
ミドルクライシスに差し掛かる年令や症状の度合いにはもちろん個人差があるようですが、この期間は「新たなステージへの準備期間」として充電する時期なのかも、と説明を聞きながら思いました。
若い世代を育てながら、上の意向との調整を図る中間管理職の立場は、公私ともにストレスがたくさん溜まる世代でもあります。
この時期を上手に乗り切れるかどうかは、人間関係によるところが大きいとの説明も。特に奥さんや恋人など、パートナーの支えがとても重要なんだとか。
◆中高年のダンディさんたちへ
どうぞ一人で抱え込まずに、あなたの傍にいるご家族やお友達に、今のご自分の状況を伝えてください。周りのみなさんもきっと「何か力になれたら」・・・と案じておられるはずです。重い荷物も誰かと分かち合えば、少しは軽く感じられるものですよ。
閉塞感漂うイマドキのニッポンを日々支える働き盛りの皆さん!
しなやかに、そして自分らしく新たなステージへ進むべく、どうぞご自分をもっともっと大切になさってくださいね。
以上、同世代女子からのささやかなエールでした(^-^)