いのちの気配
お散歩が好きです。
常勤パートタイマーなので、平日はほぼ毎日仕事に出かけてしまうと、まとまったお散歩時間の確保はなかなかに難しい。
通勤の行き来や、お昼休みの空き時間をみつけては、見慣れた風景の中の小さな発見を楽しむ毎日です(^-^)。
本日は土曜日。
日中の暑い時間は読書や昼寝を堪能して過ごし、夕方の涼しくなった時間からお買いものを兼ねてお散歩に出てみました。
↑今日のお散歩中に出会った子。
5階建てのマンションが建つ舗道に面した、とっても小さな植え込みにかわいい花が咲いていたんです。
撮影しようとカメラを構えたんですね。
レンズを向けた途端、なんだかさわさわと生き物の気配が。
いのちの気配がビビっと流れてきて…気になった花の右上をみたら、この子がいました。
羽音が聴こえたわけでもなく、目の端に映るほど印象的な色合いだったわけでもなく。
「いのちの気配」とでも形容するしかない、さわさわとしたあたたかな気の流れのようなモノが、ふいに私の中に流れ込んできたのです。
目を凝らすとこのようにして出会う…といったケースが最近とても増えてきました。
動いているものばかりではありません。
今日はこんなモノにも出会いました。
ごく普通の住宅のお庭の植え込みにくっついていたのです。
脱皮をする場所を求めてあちこち木陰を探したのでしょう。
その結果がこの場所だったんですね。
必死にしがみついていたであろう様子が見てとれるほど、とても綺麗な形で抜け殻がへばりついていました。
お散歩の途中に出会う、さまざまな「いのち」。
涼しげに咲く花や、熟してはじけてしまいそうな実や、枯れた葉かと見まごうほど小さな蛾など、日々出会ういのちの気配の豊かさに驚く毎日です。
たくさんのいのちに囲まれて暮らす私たち「にんげん」。
自分たちが一番上の階層に位置していると思って、あちこち好き勝手に汚してしまっているけれど、この星が生まれたその時からの歴史を考えれば、人間が誕生してから今日までなんて、ほんの短い時間にしか過ぎません。
人も植物も昆虫も動物も、気持ちよく過ごせる環境をずっと残してゆきたいな。
毎日、お散歩を楽しむたびに強く思います。
ところで…「いのちの気配」に敏感なおかげで困ったことがひとつ…。
家の中でごそごそ動きまわる、例のあの黒くててらてらした黒い彗星の気配、家族の誰よりも先に察知してしまうのは困りもの…。
しかも、どの小さな生き物よりも気配が濃厚なところがなんともまぁ(^^;