まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

春は耳鼻科・・・

春は耳鼻科 やうやう黄色くなりゆくベランダの手すり

 ・・・を眺めては、ただただ、ため息の出てしまうこの季節・・・。

そう。私は花粉症持ちなので、大好きだった春がいつのまにか苦手になってしまった。

ここ数年、花粉症の症状がひどいときは市販薬で対処し、どうにかやりすごして耳鼻科に通わずにいたのだが、今年は2月の初旬からほぼ毎週末、耳鼻科に通っている。

というのも、2月の初旬のある朝、突然、右耳の聴こえが低下し通常の7割くらいの聴力になってしまったのだ。あわてて耳鼻科に駆け込んだのがこまめな通院のきっかけ。現在は完治し、花粉症の治療で引き続き耳鼻科に通院している。

右耳の聴力低下は本当に突然の出来事だった。

症状の出る前日まで、右肩から首筋、頭にかけてひどい凝りがあり右半身がバリバリだったこと、家族の時間に合わせ十分な睡眠が取れていなかったこと、ぐらいしか普段と変わったことはなかった。 

たまたま、他の家族が仕事で不在の朝だったので、普段より音の少ない状態で目がさめたのだが、右耳が「すん」と静まりかえっている妙な違和感にすぐに気がついた。

毎年、花粉症の時期になると、くしゃみのし過ぎ、鼻のかみ過ぎ、で鼓膜に耳垢が張り付き、音がボワンとこもってしまったり、バリバリっという音が聴こえることがある。今回もそうなのかとしばらく様子をみたのだが、明らかにそうした感覚とは違う静けさだった。でも、まったく聴こえないわけではないのだ。

左耳は正常に音を拾っているし、右耳も通常より割引かれているものの、音が聴こえてはいる。しかし、左右の聴こえのバランスが悪いせいか、ある音域の音が歪んだり割れて聴こえるのがどうにもこうにも居心地が悪かった。

数日様子をみて改善されなかったので耳鼻科に駆け込んだところ、突発性の症状とのこと。診察を受けたのは症状が出て3日目。対処が早かったので完治に至った。しかし放置期間が長いと聴力が低下したまま固まってしまうこともあるそうだ。

ヘッドホンを使った聴力検査を久しぶりに受けた。片耳ずつ検査するのだが、検査するのと反対の耳にかなり大きな雑音が流されるため、普段以上に神経を集中し聞き取るのは非常に疲れる検査だった。

併せて、耳の後ろの骨にヘッドホンをあてた骨伝導検査や、鼓膜に圧力をかけての検査も行われた。

結局、症状が出た原因はわからないまま。医師と看護士からは「とにかくストレスをためない!根をつめない!睡眠は十分とること!」と何度も注意を受けた。

最近の自分の暮らしぶりを思い返せば、勤務時間が不規則なわが家の男性陣に合わせめちゃくちゃな時間に寝床にもぐりこむことも多く、一日に3時間弱しか睡眠時間が確保できていない日も多かった。知らず知らずのうちに心身ともにストレスがたまり、血流がかなり滞っていたのかもしれない。

一番弱いステロイドの飲み薬を処方され8日間服用。3日目くらいから症状が改善されたのが体感でき、薬を飲み終わる頃にはほぼ以前と同じ状態に戻っていた。

薬を飲み終わった直後はまだ、疲労が重なったり、長時間耳を酷使したりすると、右耳が熱くなったように感じられ、はれぼったい感覚になることも。

おかげさまで今は完全に回復しているのだが、しばらくは耳もからだも休ませた方がよいと考え、電気的に増幅された音や大きな音を避け、夜の外出も控えることに(^^;

昨年末から楽しみにしていた井乃頭蓄音団の渋谷B.Y.Gでのライブに参戦できなかったのがとても残念・・・。

早目に耳鼻科通いを始めたおかげで、今年は花粉症の薬を早くから飲み始め、目も鼻もかなり軽い症状で済んでいる。

普段はケミカルな薬を飲むのはあまり好きではないのだが、耳の治療についての予備知識があったため、今回は早めに対処することができたのは本当に幸いだったと思う。

耳鼻科での治療と併せて、睡眠時間をしっかり確保することや、耳のマッサージ、全身の血流を改善することなども併せて心がけるようになったのは、今回の思いがけない収穫かな(^^;

それにしても・・・

春は耳鼻科・・・に行かなくて済む、そんなうららかな日が懐かしい・・・ シーズン前から早めに対処できることは心がけるとしよう(^-^)