まどろむまどログ   - 「快」を求める日々の記録 -

日々の暮らしを心地よいものにしてくれるモノ・コト・ヒトの記録です

今日は息子の所属する野球部のクリスマス会&納会。
私も出席のはずだったのだが、昨日、野球部の当番で外に3時間半佇んで作業にあたっていたのがこたえたらしく、からだの節々が痛いので欠席。
息子と夫の二人で行ってもらった。

寒風吹きすさぶ中、雨でもない限り会議所まで自転車で通い、からだを少しは鍛えていたのだが…さすがに昨日の寒さは辛かった。
風の強さは例えようもなく、こどもたちの水分補給用のジャグジーやコップを入れた食器カゴが、風にあおられふっ飛ばされてしまうこと数回…。
体育館脇の水道でコップを洗う作業が、2〜3回繰り返されるのだが、水は氷のように冷たくまたたく間に手はまっ赤にひび割れてしまった。
強い風をさけて何回か給水グッズを置いたベンチを移動したり、風をよけながら出席簿に記入したりカードに印を押したりしていたのだが、無理な中腰(しかもつま先立ちの中腰)がしっかり祟ったらしい(^^;
妙な筋肉痛と風邪の初期症状らしい関節の痛みがからだのあちこちを支配しているのだ。
ひざまであるベンチコートを着て、マスクもかけ耳当ても着用して行ったのだが、そんな防御も空しい寒さだった。
日が暮れると、どこか近隣の県に降っている雪が強い風に乗って流れてきたのだろう…。
結構長い時間風花が夜空に舞っていた…。

なので、昨晩地上波で放送になった「復活!ヤング101コンサート」をオンタイムで見ることは叶わず。
ビデオ録画をしたものを、今流しながら日記を書いている。
BSの放送で一度見ているのだが、何回見てもいいものはいい。
30年前を懐かしむだけでなく、30年の時を超えて現在(いま)そこにいて歌い踊ってくれるヤングの姿に元気をもらうひととき。
歌、音楽がある限り、人の心はすさまずにいられるのではないかとさえ思えてくる。
心のうるおいって、本当に大事だなあ…。

ところで、あるブログサイトで話題になっている童話めいた話があるのだが、もうお読みになっただろうか?
ご存知の方も多いことと思うが『二本山の兄弟犬』という話だ。
チャンネル北国tvの「イラクの人にお願いしたい」と題されたブログの中のひとつ。
一部の人々の間でかなり話題になりヒートアップし、翻訳版の用意も進められているらしい。

なるほど訴えたいことは分かるけれど、例え方がまどろっこしい上に感情に訴える方が先にたって、とてもではないけれどこれをもしイラクの人が読んだとして、どの程度理解してくださるだろうかなあ…ともやもやしたものを感じる。
書かれたご本人は、たまたま昔話の形をとってご自分の訴えることをお書きになったに過ぎないと思うのだが…。
訴えておられることは、私も同様に思う部分が多いので異論はないのだ。
ただ単に私の好むスタイルではないというだけのこと。
感情的な部分に訴えるだけでは済まなくなってきている国際情勢を考えるとき、本当にイラクの人たちが必要としている支援は何なのか、そしてこの国が出来る最善のことは何なのか・・・誰でもがわかるようシンプルかつ論理的に話すことの大切さを改めて痛感する。
自分なりの考え方やスタンスを振り返るきっかけにはなったのだが、私自身はこの昔話を借りたスタイルにはさほど思い入れることは残念ながら出来なかったのだ。
例えば小学5年生の息子に分かるように話すために、一体どんな話し方・材料が必要なのだろうか…と。

家族三人そろって、今朝は「サンデープロジェクト」を見る。
いつもなら「つまんないからチャンネルまわしていい?」と聞く息子もじっとテレビの画面を眺めている。
イラク情勢、自衛隊の派遣、そして社民党の話。
夫と私は全くのイコールでない意見を持ちつつも、あれこれと議論を交わしている。
その話を静かに聞いていた息子は「じゃぁ、何が一番正しいの?」と難しい質問を投げかけてきた。
この世の中に一番正しいことなんてどこにもないんだよ。
誰かにとっての正義が、誰かを犠牲にしていたり、哀しい思いをさせてしまうことはよくあることだ。
「一番」なんてないけれど…それでも、この世界に暮らす多くの人々が、少しでも今よりしあわせになるために政治があり、国と国との協力関係があるはずなんだ。
わかりやすい言葉を選びつつも、安易に例えを導入することなく、息子の疑問に一つ一つ私なりに考えていること、そして彼が考える上でどんなことが参考になり、どのようにして自分なりの意見を持っていってほしいのか…かなりまじめに話をした。
もう5年生だから、と言う人もいるかもしれないが、幼稚園児の頃から、我が家ではあまり安直な例え話は行っていない。
補足はもちろん行うが、問題がややこしい場合にはなおさらのこと、出来るだけそのままの言葉に近い単語を使い説明を試みることにしている。
比喩が論点をぼかしてしまうことは案外多いものだから…。
フセインが拘束されて口の中を覗かれている映像を見たり、イラクで報道にあたっている日本人カメラマンがアメリカ兵に暴行されている映像を見てすでに何か感じはじめている息子には、ストレートかつ簡潔に事実を提示していく方が、山だの犬だので例えるよりたぶん分かってくれただろう…。

例えばこういう情報を息子に提示し、一緒に考えてみる。
これもまた私なりの平和へのアクションの一つとして。

○WORLD PEACE NOW
http://www.worldpeacenow.jp/

○バクダッドから日本に送られてきた手紙(12.5)
http://give-peace-a-chance.jp/118/1205mail.html

サマワには水があります。電気もあります。無いのは仕事です。失業率は60%を越えているそうです。自衛隊が行って仕事をしてしまっては困るのです。ほか(12.14)
http://give-peace-a-chance.jp/118/1214.html

バッグに流している101のビデオテープ…『木綿のハンカチーフ』を太田裕美さんと101メンバー全員で歌っている。
時の流れの中、人の気持ちがいかにもろく移ろってしまうものなのか、あらためてこの年になって聞くと胸にグッとくる。
上條さんの『出発の歌』、そして…『涙をこえて』と美しいメロディーは続く。
歌声は限りなく力強く、優しく銀河へと飛んでいく。
歌が生活の中心にあったかつての若い日々のように、愛、平和といった言葉にてらいを感じることもなく進んでいこう。
さあ、今
宇宙に、未来に、銀河に、
飛んでゆけ!

『涙をこえて』が流れてきたら、我慢できなくなって結局歌って踊ってしまった。
息子と夫がいない時間でよかった(*^-^*)
夕べ、深夜にこうして踊った人、大勢いたんだろうなあ…。